長命草そうめんに舌鼓 小豆島中の給食、栄養素など紹介

 小豆島(香川県)で「長命草」(和名、ボタンボウフウ)を使った新商品開発に取り組む「小豆島食材開発会議」(片山俊朗会長)が、小豆島町立小豆島中学校の給食に「長命草素麺(そうめん)」を提供して長命草の持つ栄養素や開発事業の紹介をした。

 長命草はセリ科の多年草で、多くのポリフェノールや多様なビタミン、ミネラルが含まれ、高い抗酸化作用がある。沖縄県の海岸沿いに自生し「1株食すと1日長生き」と言われる。

 同会議は平成25年から健康長寿の長命草の栽培に取り組む島内の農家グループ「小豆島長命草の会」(須佐美純一会長)と契約栽培。長命草を使った小豆島産のしょうゆなどの商品開発を進めている。

 小豆島中の給食では、片山会長が、長命草の利点や地域のさまざまな分野とつながっている新しい地場産品になっていることなどを説明。この後、生徒らは長命草のそうめんを使った「お汁」に舌鼓を打った。

 1年の中野大也君(12)は「薬草と聞いて食べたけれどおいしかったし、もちもちとした食感もいい」と話していた。

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