新潟市が「サミット給食」 参加国の料理で食育期待

 新潟市で23、24の両日に催される先進7カ国(G7)農相会合を前に14日、参加国の料理を取り入れた「サミット給食」が同市内で始まった。市立小中学、幼稚園、特別支援学校の計178施設で5月中旬まで順次行われる。

 この日は、地元産の枝豆「黒埼茶豆」づくりなどに取り組んでいる西区の黒埼南小(青木清美(せいみ)校長)で、篠田昭市長が2~6年の児童143人とともに米国の料理に舌鼓を打って歓迎ムードづくりに努め、食育効果にも期待を込めた。

 献立は、豚肉や野菜をトマトベースで味付けしたジャンバラヤ、ボイルソーセージ、ほうれんそうやコーンのサラダ。6年の佐藤大和君(11)は「ジャンバラヤは珍しい味で『ザ・アメリカ』みたいだった」と話した。

 サミット給食は、平成20年と22年に市内で開かれた国際会議の際に続き3回目。今月は米国とフランス、イタリアの料理、5月は日本とカナダ、英国、ドイツの料理が給食になる。篠田市長は報道陣に「世界の食に触れることが食育につながる」と強調した。

会員限定記事会員サービス詳細