日立市南高野町の市立坂本小で26日、6年の桜井里穏さんが考案したメニューが給食献立として登場した。昨年8月に開かれた県主催料理コンテストの入賞作で、給食用にアレンジを加えて1月中に同市立小中学校全てに提供される。

献立は豆腐ハンバーグ、しめじと春野菜の煮浸し、野菜たっぷりみそ汁、いちごヨーグルト、ご飯、牛乳のヘルシーメニュー。ハンバーグにはレンコンを入れて食感を大事にした。

桜井さんは同級生に囲まれて味わい、「みんなに食べてもらえてうれしい。もっとうまくなりたいので家で料理する回数を増やしていきたい」とはにかんだ。ハンバーグをおかわりした同じクラスの作間雅樹さんは「しゃきしゃき、ふわふわでおいしい」と、笑顔で頬張った。

給食提供を企画した同小の栄養教諭、斉藤美冴さんは「これをきっかけに周りの子どもたちも家族のために作ることや料理に興味を持ってくれれば」と話している。　(市毛雅奈子)