近畿農政局の地産地消給食コンテストで和歌山・きのかわ支援学校が局長賞

 近畿農政局主催の「地産地消給食等メニューコンテスト」に、県立きのかわ支援学校(橋本市)のメニューが、同局長賞を受賞した。高野豆腐の粉「とふの粉」や、市特産のゴボウ「はたごんぼ」を使った給食メニューを考案した栄養士の武部真弓さんは「本当に光栄」と喜ぶ。

 武部さんが考案したのは、「とふの粉」を仕上げに入れたビビンバや、強い香りなどが特徴の「はたごんぼ」のごまあえなどが入ったメニュー。子供たちに高野豆腐を使って良質のタンパク質を摂取してもらい、「はたごんぼ」をよくかんで味わってもらおうと、月に1回実施する「かみかみ給食」の日に出したことがあった。

 コンテストでは地元生産者と連携し、地元産の旬の食材を取り入れている点も評価された。近畿農政局地域食品課は「支援学校が応募してきた例は少ないうえ、地産地消を考えた献立作りが良かった」としている。武部さんは「これからも地元の食材を使った安全安心の給食を提供していきたい」と話していた。

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