千葉県立定時制高の給食、新たに3校廃止へ

 県教委は、来年度から夜間定時制高校の給食を新たに3校で試験的に廃止すると発表した。今年度から給食を廃止している別の2校でも検証を継続する方針で、県教委は計5校でアンケートを実施するなどして方向性を探る。

 新たに廃止されるのは、松戸南高(松戸市)▽東金高(東金市)▽木更津東高(木更津市)。県教委は今年度から千葉工高(千葉市)と東葛飾高(柏市)で試験的に給食を廃止しているが、地域性や学校周辺の環境などが異なる学校でも検証が必要と判断した。

 県教委は社会環境が変化し、夜間定時制高校に通う生徒たちの給食の喫食率が低下していることを受けて、昨年度から給食の廃止を検討を開始。千葉工高では給食の代わりに仕出し弁当の注文販売を、東葛飾高ではコンビニエンスストアによる購買を実施している。県教委が6月に実施したアンケートでは、給食の実施を希望する生徒数は千葉工高が10%、東葛飾高が25%だった。

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