横浜の地産地消を進めることを目的に、料理人や生産者らが2010年に発足した「濱の料理人」が出前授業とスーパー給食を11月11日、いずみ野小学校で実施した。
給食前には、3、4年生を対象に出前授業が行われた。3年生は「食品の選び方」について、持参した菓子の袋に表記されている原材料欄に注目しながら、着色料や人工甘味料について学んだ。講師の食生活アドバイザー・埋橋眞弓さんは「体によくないものはなるべく摂らないようにしましょう。よく噛んで食べることが大切」と呼びかけた。
4年生には、浜懐石つねとらのオーナーシェフ・近藤恒夫さんが実演を交えた授業を実施した。近藤さんが昆布と鰹節を使ってとった出汁の香りに児童は興奮。吸い口として入れたゆずの香りの正しい楽しみ方や椀の持ち方についても指導を受けた。出汁を使った吸い物を味わった児童は「おいしい」「いい匂いがする」と笑顔で感想を言い合っていた。
当日の給食は、ミクニヨコハマの瀬戸貴士料理長による「やまゆりポークのカレーブレゼ」など、濱の料理人が監修した「スーパー給食」。食材は、まごころふぁーむ(和泉町)のトマトなど、すべて地元産。同小の児童40人が近隣の農家と共に育て、収穫したダイコンも使われている。学校には、地元の生産者や地域の協力者も集まり、児童と交流を深めながらプロと地元の味のコラボレーションを楽しんだ。
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