ブランド米「かにのほほえみ」使い香住小児童ら給食交流会 兵庫

給食交流会で稲穂を手にする前田精一さん=香美町香住区
給食交流会で稲穂を手にする前田精一さん=香美町香住区

 香美町香住区の香住小学校(山本真校長、376人)で21日、同町のブランド米「かにのほほえみ(コシヒカリ)」を使った給食交流会が開かれ、新米を寄贈した地元農家の前田精一さん(65)が児童と一緒に秋の恵みを味わった。

 細かく砕いたカニ殻を肥料に使う「かにのほほえみ」は、粘りと甘みのあるおいしいコメとして人気。前田さんは香住区内の約2・3ヘクタールで栽培し、11年前から毎年、収穫した新米を香住学校給食センターに寄贈している。

 今年も新米90キロ(約1200食分)を使い、学校給食として香住区内の幼稚園と小、中学校に提供。

 この日、香住小の4年1組(25人)を訪れた前田さんは、ごはんと麻婆豆腐などの給食を食べ、「おいしい」などと喜ぶ児童たちの表情を見て満足そうだった。

 給食後、コシヒカリとモチ米の稲穂の違いや田んぼについて説明した前田さん。「自然の恵みに感謝してほしい」と農業の大切さを訴えていた。

会員限定記事会員サービス詳細