川崎市議会、南部給食センター契約議案を可決

 川崎市議会は14日、本会議を開き、平成29年度中の市立中学校給食の導入に向けて同市幸区に市が整備する「南部学校給食センター」について、市が提案した事業者との契約議案を賛成多数で可決した。同センターは29年9月に稼働する見通し。残る北部と中部の学校給食センターの契約に関わる議案は、12月議会に提出される予定。

 同センターの契約をめぐっては、財源の裏付けが不十分などとして市議会総務委員会での審議が紛糾。採決にあたって、健全で持続可能な市政運営などを求める付帯決議を付けて可決する一幕があった。

 福田紀彦市長は本会議終了後、報道陣に対して「結果として市民との約束である中学校給食の実施が平成29年度中にスタートできるということに議決をいただいたので、良かったと思っている」と述べた。

 本会議では同センターの契約議案を含め、一般会計補正予算案や市職員の再任用に関する条例改正案など37議案を可決し、44日間の会期を終えて閉会した。

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