給食費の悪質滞納に来月から「法的手段」 厚木市

 厚木市は25日、小中学校の給食費を滞納して支払い督促などにも応じない悪質な事案について、9月下旬以降、簡易裁判所に申し立て、未納者の給与や預金を差し押さえるといった法的手段に訴えることを明らかにした。

 7月3日現在、平成25年度分の未納は162人、計約320万円。26年度は474人で約905万円に上る。両年度合わせて約23万円を滞納する悪質な保護者もいるという。市は、25年度分を未納となっていた保護者48人に対し、法的手段に訴えることを示す「法的措置予告書」を送ったが、25日までに支払いがあったのは3人のみだった。

 小林常良市長は「支払いを促す意味から、この方法を取ることにした」としており、未納であっても給食の提供は止めない。支払いの相談は、市教委学校給食センター(電)046・225・2683で応じる。

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