任期満了に伴う立川市長選と市議補選(欠員1)の投票が9日行われ、即日開票の結果、市長選はいずれも無所属で、現職の清水庄平氏(70)=自民、公明推薦=が、共産党立川・昭島地区委員長の大野誠氏(50)=共産推薦=を大差で破り、3選を果たした。当日有権者数は14万3808人。市長選の投票率は29・20%で過去最低だった。
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同市高松町の清水氏の選挙事務所には午後9時半頃に「当選確実」の一報が入り、ほどなくして清水氏が事務所入り。支持者らと握手を交わした後、「(市の将来像を描いた)長期総合計画を4月にスタートさせ、その審判を受けたいと思っていた。これで胸を張ってスタートできる」とあいさつ。3期目に向けて、清掃工場移転の正式決定、中学校給食の完全実施、企業誘致などの具体的課題を挙げて、「緊張しているが、今後も市民の安心安全、すこやかに暮らせるまち・立川を確立するため、全身全霊、仕事をしていきたい」と決意を語った。
落選した大野氏は市政変革とともに、国の安全保障関連法案への反対などを訴えたものの、有権者に浸透することができなかった。
ただ、投票率は30%に届かず、市政への市民の関心が高まったとは言い難い。
清水氏は3期目の行財政改革の目玉として「市職員を1千人以下に削減する」との課題を掲げたが、背景にあるのは、多様化する市民ニーズを満たすためには、行政だけではなく、市民参加による「協働」が欠かせないという理念。その実現のために、市政への市民の関心を高めることが重要な課題となる。
3新人の争いとなった市議補選は、無所属の松本万紀氏(34)=民主推薦=が初当選を決めた。
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◇立川市長選
開票終了
当 27426 清水 庄平 無現 【自】【公】
13654 大野 誠 無新 【共】
清水(しみず) 庄平(しょうへい)
70 〔3〕
市長(市収入役・市議・信金職員)日大
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◇立川市議補選 開票終了(1-3)
当 17712松本 万紀無新
15497対馬 史尭自新
6223橋本 登無新