食品ロス削減へ小冊子 東京・多摩市が小中学生と保護者向けに作成

 多摩市は小中学生と保護者向けに、給食を残さず食べて「食品ロス」を減らすことの意義を訴えた小冊子を作成した。同市によると、食品ロスに関する児童・生徒用の冊子は珍しく、食育月間の6月から学校を通じて配布している。

 冊子はA5版カラー印刷で、小学1~3年生用の「きゅうしょくのたべのこしをへらそう」(7ページ、5200部作成)、小学4年~中学生用「学校給食を通じて食品ロスを考える」(11ページ、8千部)、保護者用の「食品ロス削減へ学校と地域と連携をめざして」(15ページ、1万2500部)と3種類ある。

 児童・生徒用は親しみやすく、わかりやすいようにイラストを多用して、給食関係者への感謝、地産地消の大切さ、食品の働き(効果)などを取り上げ、食事マナーについても盛り込んだ。保護者用には食品ロスを減らすために家庭でできることや、レシピ集を掲載している。

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