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仙台市役所で「学校給食フェア」 教科書や絵本に出てくる献立を日替わり提供

4年教科書「ごんぎつね」を再現した広瀬小の献立(23日)

4年教科書「ごんぎつね」を再現した広瀬小の献立(23日)

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 仙台市内の学校給食メニューを日替わりで提供する「学校給食フェア」が1月23日・24日・27日・28日、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)本庁舎地下1階の食堂で行われる。

絵本「雪窓」を再現した四郎丸小の献立(24日)

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 仙台市では幼稚園・小学校・中学校など189校で完全給食を実施している。市教育委員会は、市民に食育と学校給食への関心を高め理解を深めてもらおうと2013(平成25)年度から、1月24日~30日の「全国学校給食週間」に合わせて学校給食フェアを行っている。

 今回は「教科書や絵本に登場する献立」をテーマに、市内の学校や給食センターで提供している献立を用意する。市健康教育課給食事業係の担当者によると、読書週間などに合わせて教科書や絵本に出てくるメニューを給食で再現している学校が数多くあり、「昨年のフェアで『特色のある給食』の紹介をご覧になった方から、絵本給食はどんなものか興味があると意見を頂いた」ことから、テーマを決めたという。

 献立は、23日=こぎつねごはん・こいわしのフライ・カブのあえもの・ワカメとエノキのみそ汁・栗入りぜんざい(広瀬小、4年教科書「ごんぎつね」より)、24日=ごはん・ゆきまどの肉みそおでん・大豆と小魚の丸ごと揚げ・小松菜のおひたし・リンゴ(四郎丸小、絵本「雪窓」より)、27日=ごはん・ハンバーグのグレイビーソースかけ・ジャーマンポテト・アルファベットマカロニスープ・オレンジ(吉成小、絵本「こまったさんのハンバーグ」より)、28日=ごはん・ブリのぴり辛焼き・大根サラダ・ワカメとジャガイモのみそ汁・ミカン(南吉成学校給食センター、3年教科書「ゆうすげ村の小さな旅館」より)。

 学校給食の雰囲気を感じられるようにと、おかずや汁物は実際に使っている食器や容器で提供する。「自分もこの食器で食べていたな、今はこのような食器に代わっているのかと楽しみながら召し上がっていただければ」と担当者。牛乳は付かないが、おかずの量は給食よりも多めにしている。

 1階ギャラリーホールでは期間中、学校給食の歴史や学校における食育の取り組み、各校で実施している特色のある給食(郷土料理・世界の料理・食育の日の献立など)を紹介。今回の献立の題材になった教科書や絵本も展示する。

 担当者は「学校給食では食に関する知識や望ましい食習慣、地産地消や伝統的な食文化について理解を深めることができるようさまざまな工夫を凝らしている。多くの方が食べて育ってきた学校給食の、今の姿を幅広い方々に知っていただければ」と呼び掛ける。

 価格は580円(1日限定60食)。提供時間は11時~なくなり次第終了。今月28日まで。

 宮城県庁でも1月22日~31日、2階の食堂「カフェテリアけやき」で「伊達(だて)な学校給食フェア」を開く。「第7回 宮城県学校給食『伊達な献立』コンクール」で入賞した7つの学校給食の献立を日替わりで提供する。価格は650円(1日限定75食)。提供時間は11時~なくなり次第終了。

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