大磯町、補正予算案を再提出へ 給食関連費を削除
神奈川県大磯町は12月定例会の最終日にあたる17日、補正予算案を再提出することを決めた。町立中学校の給食再開に向けた関連予算を盛り込んだ当初の補正予算案が否決されたため、給食関連の項目を削除した。同町が目指す2023年度内の給食再開は不透明だ。
新たな補正予算額は原案と同額の約1億3090万円。原案に盛り込んでいた調理室の基本設計委託費(約1460万円)を削除し、同額を財政調整基金に積み立てる。原案にあった台風15号による被災支援の補助金など給食関連以外の項目は維持する。
同町の中学校給食を巡っては、校内に調理室を整備する「自校方式」で再開を目指す方向だった。しかし町側の対応に一部議員が反発し対案を提出。いずれも否決される事態になっていた。