本格デビューから１０年目を迎えた山形県産ブランド米「つや姫」に親しんでもらおうと、天童市立天童中部小学校では２８日、給食につや姫が出された。県などの企画で、県内各校で２０１３年から続いている。

　４年生の教室には、市内でつや姫を作る押野和幸さん（５５）を招待。児童らは農薬や化学肥料の使用を抑えて生産していることなどの説明を聞いた後、つや姫と、ナメコ汁やサケフライなどご飯に合わせたおかずをほおばった。伊東心愛さん（１０）は「給食はパンや麺の日もあるけど、ご飯が一番好き。つや姫は弾力があるし、甘くておいしい」と笑顔だった。

　つや姫給食は、１８～２９日に県内３２市町村の小中学校、定時制高校、特別支援学校の計３２２校で実施される。（青山絵美）