給食を残さない
「命をいただく」考えて
「どうしたら残菜を減らせるんだろう」。学校の栄養士である妹はいつも頭を抱えている。先日はこんな話もした。「台風19号の被害で食材が届かず、近くのスーパーをはしごして、やっとの思いで集めた」。毎日同じ時間に給食があることを当たり前のように思っていた自分を反省した。
全国の学校給食の残菜は年約5万トンに上り、大きな問題だ。受け持っている5年生も食が細い。偏食の子が多く、おかわりをする子は数人。「残し...
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