鳥取)県産品利用率が4年連続9割超 北栄町の学校給食

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斉藤智子
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 鳥取県北栄町学校給食の県産品の利用率(米、麦、牛乳を除く主な食材44品目の県産食材と県内加工品の重量割合)は、2018年度に94%(県平均は70%)で、三朝町と並んで県内1位。15~17年度も97%、95%、95%と4年連続で県内トップクラスの利用率だ。町内産食材も多く、JA鳥取中央女性会北条支部と大栄支部で活動する地元農家の女性たちが大きな力になっている。

 7日の給食の時間に、町立北条小学校(児童数414人)の3年3組を訪ねた。「給食大好き」と子どもたち。「苦手な野菜も給食は食べられる」という声も。この日のおかずは、人気メニューの大学いも、北栄特製スタミナ炒め、豆腐とキムチのスープ。校内放送で北条女性会、大栄女性会が生産した食材が紹介された。さつまいもやキャベツ、白ネギ、ピーマン、ニラ、焼き肉のたれ、主食のご飯も町内産だ。

 ほかにも、4日の給食で出た町内の「日本猪(いのしし)牧場」のイノシシ肉を使ったハンバーグ、町内産のそうめんかぼちゃの酢の物など珍しい食材も豊か。夏には、大きく切った特産の大栄スイカがデザートになった。「いろいろな人が地産地消のために作ってくれてすごいなと思う」と熊谷胡太郎君。「(地元の食材で)こんなにおいしい料理が作れるのでありがたいと思う」と嶋田夢叶(ゆいか)さん。

 町が費用負担して地元の特産…

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