原因はヒスタミン 浦添市小中 給食シイラでしびれ 発生過程は特定できず


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 【浦添】8月30日の給食でシイラのフライを食べた浦添市内の児童生徒らが唇や舌のしびれを訴えた問題で、同市教育委員会は19日、原因を「ヒスタミン食中毒」と発表した。同市教委が県南部保健所に調査を依頼していた。しびれを訴えた児童生徒、教職員は計62人に上った。

 県南部保健所が調査したところ、提供されたシイラから、食中毒の原因となるヒスタミンが検出された。卸業者など複数の流通過程があり、どの段階でヒスタミンが発生したかは特定できなかったという。

 市教委は19日、市ホームページで経過を報告。嵩元盛兼教育長名でおわびするとともに「材料調達から調理過程までの流れを再確認する」などと再発防止を強調している。