ロシアを「食え」 給食にラグビーW杯対戦相手国の料理

ラグビーワールドカップに合わせて提供された給食をほおばる児童ら=枚方市
ラグビーワールドカップに合わせて提供された給食をほおばる児童ら=枚方市

 20日に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)に向け日本の対戦国に関心をもってもらおうと、大阪府枚方市教育委員会は、予選で対戦する4カ国・地域の料理を順次、小学校給食に登場させる。初戦の対戦相手、ロシアの家庭料理「ビーフストロガノフ」は、18、19日の2日間で全45校約2万2500人の児童が味わった。

 ビーフストロガノフは牛肉やタマネギ、マッシュルームなどを煮込んだ料理。今回の給食では、米粉でとろみをつけサワークリームで仕上げた。ウクライナに近い地方で食べられる白っぽいビーフストロガノフ風になったという。

 18日に食べた市立桜丘北小学校の子供たちは、給食の前にロシアの地理や歴史、ラグビーのルールなどを学習。配られたビーフストロガノフは、おかわりに行列ができるほどの人気だった。

 5年生の中江隼人君(11)は「食パンにつけて食べるとおいしかった。ラグビーも好き。日本代表に勝ってほしい」と話した。

 市教委は今後、アイルランド、サモア、スコットランドの料理を、日本との対戦日の前に提供する。

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