小中学校の給食費無償化 埼玉・神川町が4月から

 神川町は14日、子育て世帯を後押しするため、町内の小中学校の給食費を4月から全面的に無償化すると発表した。保護者の負担軽減などに加え、移住を促進するのが狙いで、無償化対象は町内在住で町内の小中学校計5校に通う児童・生徒計約950人。無償化に伴う町の負担は約4千万円増えるという。

 町によると、給食費はいずれも年間で小学校が4万2570円、中学校が5万820円で、現在は第3子が小中学校に通うケースや低所得世帯の児童・生徒に無償化を限定していたが、これを全ての児童・生徒に広げる。また、町内在住で町外の小中学校などに通う児童・生徒の世帯については4~5万円の補助金を支給する。

 同時に、4月から医療費無償化の対象を中学生から高校生に引き上げ、教育費がかかる子育て世代の負担を軽減する。

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