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全国給食甲子園、東陽センターが優秀賞 住民養殖のヤマメ主菜に

 地元産食材を生かした学校給食の献立を競う「第13回全国学校給食甲子園」(NPO法人21世紀構想研究会主催)の決勝大会に、八代市の東陽学校給食センターが県内で初めて九州・沖縄ブロック代表として出場し、優秀賞を獲得した。センター職員たちは「また挑戦したい」と意気盛んだ。

 給食甲子園は、学校で実際に提供された1食分の献立について(1)地場産物の特色が生かされているか(2)子どもが喜ぶ献立か(3)食育の生きた教材として活用されているか-などを競う。今大会には全国から学校給食を調理する1701校・施設が応募。4回の書類審査で全国6ブロックから各2校・施設ずつが選ばれ、昨年12月8、9日、東京であった決勝大会に臨んだ。東陽センターからは栄養教諭の松田英津子さん(45)と主任調理員の黒川知尋さん(34)が出場した。

 東陽センターの献立は、八代市東陽町の住民たちが4年前から養殖しているヤマメを主菜に使用。子どもたちが骨まで食べられるように蒸し焼きしてカボスを添え、サツマイモの炊き込み飯、ヒジキ入りサラダ、かき玉汁を組み合わせた。大会で使うオーブンには蒸す機能がなかったため、水を張ったアルミ製のトレーを入れて蒸気を発生させるなど工夫したという。ヤマメの生産者が参加する食育授業の様子も発表した。

 優秀賞は優勝、準優勝、特別賞に次ぐ賞。1月17日、中村博生市長に報告した松田さんは「地元の多くの人が給食の良さを再認識し、応援してくれたことがうれしい。次は八代で生産が盛んなトマトやショウガを使って甲子園を目指したい」、黒川さんは「おいしい給食を安全に作っていこうと気持ちがさらに高まりました」と話した。

=2019/02/03付 西日本新聞朝刊=

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