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給食に「年明けうどん」 高松皮切り 8種の野菜ふんだん

2018/12/06
給食向けに考案された年明けうどんを食べる児童=高松市松並町、鶴尾小給食向けに考案された年明けうどんを食べる児童=高松市松並町、鶴尾小



 金時ニンジンなどの野菜を使った学校給食向け「年明けうどん」の提供が5日、高松市を皮切りに始まった。初日は同市松並町の鶴尾小学校と同中学校で計約300食が振る舞われ、児童・生徒が新たな郷土料理に舌鼓を打った。今後、各市町の幼稚園、小中学校の給食で順次提供される。

 年明けうどんは、年越しそばに匹敵する国民的な食文化をつくろうと2008年に誕生。赤い具材を添えたうどんを年の初めに食べて1年の幸せを願う。

 給食向けのレシピは、県栄養教諭・学校栄養職員研究会や料理研究家らでつくるプロジェクトチームが初めて考案。育ち盛りの子どもたちに野菜を多く食べてもらおうと、赤い具材の県産金時ニンジンをはじめ、ダイコン、ハクサイ、モヤシなど計8種類の野菜をふんだんに使い、「年明け八菜(やさい)うどん」と名付けた。

 鶴尾小の5年生の教室では、レシピの作成に携わった同校の栄養教諭が、年明けうどんのコンセプトや具材などを紹介。児童たちは具材が入ったうどんをおいしそうにすすった。年明けうどんは初めてという村本心咲さん(11)は「野菜がたくさん入っておいしかった。お母さんと一緒に家でも作ってみたい」と話していた。

 レシピは県産品を紹介する県サイトで公開している。

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