苦手な野菜を給食で克服 富士見市の児童らがメニュー考案

 富士見市立みずほ台小学校5年生の児童らが考案した「苦手野菜克服メニュー」が6日、同市内の全公立小中学校の給食で提供された。

 考案は5年生の総合学習の一環として行われ、児童らの食事に対する意識にも好影響を与えているという。

 総合学習で児童らは、家庭菜園を営む地域の人や同市学校給食センターの栄養士と一緒に、土作り・苗植えや収穫を行い、野菜の健康的な食べ方を学んだ。

 学年主任の水村由起子教諭(48)は「4月は給食を残す児童もいたが、今では皆毎回ほぼ完食している。野菜を作ってくれる人や献立を考えてくれている人のことを理解するという目標が達成できていると感じる」と話した。

 6日のメニューは「かぶのとろうま煮」。案が採用された森園凛さん(10)は「かぶは苦いけれど、お母さんの作るとろうま煮だとおいしく食べられるので提案した。たくさんの人に食べてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

 今後も「白菜のポカポカみそスープ」「冬野菜のあったかスープ」など5種類のメニューが登場する。

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