「おいしい」笑顔広がる 千歳市内の小中学校給食再開
2018/9/12配信
千歳市内の全小中学校で11日、胆振東部地震の発生以来6日ぶりとなる給食提供が再開した。市学校給食センター(流通)は、教職員分を含め約8800食を用意。当初の予定通りに食パン、春雨とミートボールのスープなどを届けた。
「いただきます」―。千歳小学校(駒場義剛校長)の2年1組(渡辺勤教諭・児童数23人)では正午すぎに全員で声をそろえ、待ちに待った給食に手を伸ばした。
お昼の校内放送で音楽クイズを聞きながら「この曲は何だろう」「分かった」と話して、教室に元気な笑い声が響いた。田中翔梧君(8)は「先生や友達と話して学校が楽しい。給食をお代わりしたよ」と笑顔。西野紫音さん(7)は「体育で鉄棒を頑張っておなかがすいていた。スープがおいしい」と喜んだ。
地震による停電の影響で、牛乳は提供されなかったが、児童たちは水やお茶が入った水筒を各自持参するなどして対応した。市学校給食センターによると、今週入荷予定の食材は全て確認できており、献立の変更はしない方針。牛乳も12日から提供を再開している。