秋田県、カゴメと連携協定 県民の健康づくり推進
秋田県は7日、カゴメと連携協定を締結した。県産食材とカゴメのトマト調味料を活用したレシピをスーパーでPRし普及させるなどの取り組みを始める。味噌の代わりにトマトケチャップを使うなどして塩分摂取量を減らしつつ、野菜をたっぷり食べることで秋田県民の健康寿命を延ばす。
協定は(1)健康寿命の延伸(2)食育(3)秋田県産品の価値向上(4)県民サービスの向上・地域社会の活性化――の4点。具体的には県産食材とカゴメの商品を組み合わせたレシピを量販店や学校給食を通じて普及させる。県産品の消費拡大も狙う。
トマト鍋スープにきりたんぽ、ゴボウやマイタケなどの野菜をたっぷり入れた「ナポリたんぽ鍋」、トマトソースとしょっつるを使ったエスニックご飯の「しょっつるガパオ」などを提案する。9月25日まで毎週火曜日に県庁内の食堂で提供する。
秋田県の佐竹敬久知事は「健康寿命日本一をめざす県にとってカゴメとの協定は力強い推進力になる」と強調した。カゴメの小篠亮常務執行役員は「小売店、学校給食、外食の3つについて野菜の摂取量を増やす提案をしていく」と話した。