冷たくてつるつる 南島原の小中校で「そうめん給食」

 「そうめんの日」(7月7日)にちなんで長崎県南島原市は今月、特産手延べそうめんを使った給食を市内の全小中学校で提供。児童や生徒が古里の特産品を味わった。
 地場産品に親しんでもらい消費拡大につなげようと、毎年実施。今回は5~19日にそうめんを使ったグラタン、そうめん汁などが出された。
 口之津町の市立口之津小(山田恵子校長、195人)では19日、輪切りにして星型になったオクラや錦糸卵、ニンジンといったカラフルな具材を天の川に見立てた冷やしそうめんなどを提供。2年の松尾奈緒さん(8)は「冷たくてつるつる。とてもおいしい」と笑顔で話した。
 平安時代、宮中で七夕の儀式にそうめんの原型を供え健康を祈願したことから、全国乾麺協同組合連合会が記念日を制定。今年も同市内外で官民が多彩な催しでPRしたが、7日に「走男(ソーメン)の会」が予定していた同市から県庁まで走ってそうめんを届ける100キロリレーは、台風のため中止した。

そうめん給食を味わう児童=南島原市立口之津小

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