日枝小学校(住田昌治校長)で「食品ロス」削減を考える学習プログラムが7月から始まった。
国連機関の話聞く
プログラムは市資源循環局が策定したもの。プログラム初日となった4日には、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所のンブリ・チャールズ・ボリコ所長が来校。5、6年生に講話した。ボリコ所長は「世界には栄養不足に苦しむ人が8億1500万人もいるにもかかわらず、人が食べるために作られた物の3分の1は捨てられている」と実情を紹介。その上で、「何ができるか家族や友達と話し合うことが大切だ」と話した。講話後、ボリコ所長は総合学習の時間で食品ロスについて学んでいる5年3組の児童と一緒に給食を食べて交流した。
市資源循環局3R推進課の江口洋人課長は「市内では年間8万7千トンもの食品ロスがある。子どもたちがプログラムを通じて自身ができることを考えてもらうきっかけになれば」と話した。
食べ残し少量
同校は給食の食べ残しが常に全体量の1%以下と非常に少ないことから、昨年度、県から特別優良学校に選ばれている。
5年3組は今後、食品リサイクルや地産地消などについて学び、学校や家庭、商店から食品ロスを出さないためにできることなどを考えていく。
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