琴勇輝関、給食ごっつぁんです 小豆島の母校訪問

 香川県小豆島町出身の琴勇輝関(23)が28日、母校の同町立小豆島中学を訪れ、今年の大相撲初場所で2場所連続の勝ち越しを決めた報告を行ったほか、生徒らとともに給食を味わうなどしてふれあった。母校での給食は、応援してくれている生徒らへの感謝の意味も込めて、琴勇輝関が希望した。

 この日は、全国学校給食週間にちなんだ「ふるさと給食の日」で、琴勇輝関は、生徒と一緒にオリーブハマチの照り焼きや、そうめんのふしの汁など同県特産の献立を楽しんだ。食事中、同校3年、宮本竜吾さん(15)が「野球が好きで、続けたい」と話すと、すかさず琴勇輝関が「入門して一緒に相撲をやろう」と、得意の押しで返した。そのやりとりが周りの笑いを誘うなど、教室は和やかな雰囲気に包まれた。

 平成25年7月の名古屋場所で幕内に昇進した琴勇輝関。しかし、同年11月の九州場所でのけがのため十両に。昨年11月の九州場所で幕内に返り咲き、初場所では東14枚目で8勝で勝ち越し、今後の本場所での活躍が期待されている。

 また、琴勇輝関は同日、「第65回香川県中学校駅伝競争体育大会」(昨年11月、同県綾川町で開催)で優勝し、「第22回全国中学校駅伝大会」(昨年12月、山口県で開催)で活躍した同校陸上部にストップウオッチを贈呈。陸上部からは琴勇輝関に花束が贈られた。同部の藤田真由さん(15)は「大きな舞台で活躍する先輩を誇りに思います」と話した。

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