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大阪府北部を中心に震度6弱を観測した地震で、電気や水道といった生活インフラの復旧が進む中、ガスの供給再開の遅れが際立っている。大阪ガスによると、茨木、高槻両市を中心に20日時点で約11万戸への供給が止まったまま。全面復旧は25日以降になる見通しで、被災者は今も不自由な生活を強いられている。なぜ、時間がかかっているのか--。
住宅が建ち並ぶ、茨木市大住町地区。銭湯「山水温泉」は19日夜、多くの市民でにぎわった。「昨夜は電気ポットで湯を沸かし、体を拭いた。こういう時、ガスのありがたさがよく分かる」。家族4人で入浴に来た近くの看護師、青木寛子さん(33)は笑顔を見せた。
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