福井市、大雪で6月補正大幅減 市税投入を見送り
福井市は28日、2018年度6月補正予算に前年度比98.7%減の1020万2千円を計上すると発表した。2月の豪雪で財政状況が逼迫していることから、公共工事など市税の投入が必要な事業は全て9月以降の補正予算に先送りした。
計上したのは中心市街地のリノベーション支援と学校給食への地元食材活用の2事業。いずれも全額、県の補助金でまかなえる。
同市は除雪費用などで貯金にあたる財政調整基金が底をついている。市は職員の給与を9カ月間1割削減することで財源を捻出しようとしているが、市職員労働組合などが反発している。