「忍者の日」滋賀・甲賀市、忍者だらけ 「駅にまでいるとは…」と観光客びっくり 

JR油日駅で乗客を出迎える忍者装束の地元住民=滋賀県甲賀市
JR油日駅で乗客を出迎える忍者装束の地元住民=滋賀県甲賀市

 「忍者の日」とされている22日、滋賀県甲賀市でさまざまな関連イベントが行われ、市内各地が「忍者一色」に包まれた。

 JR草津線の市内3駅では、忍者衣装で乗客を出迎え。同市甲賀町上野の油日駅では、駅の管理を委託されている地元住民らが忍者衣装で切符を受け取ったり、列車を見送ったりしていた。福岡県から出張で訪れた会社員、北島徳明さん(43)は「忍者が有名とは聞いていたが、駅に忍者衣装の人がいるのには驚いた」と話していた。

 同駅の管理人、山下正義さん(72)は「『忍者の里に来た』と実感してもらえれば」と話していた。

 また、小中学校などでは忍者をイメージした黒いカレーなどの特別給食が提供されたほか、幼稚園や保育園では甲賀忍術研究会の会員らが、園児に忍者体験をしてもらうイベントを開くなどした。

 一方、毎年行われていた同市職員による忍者衣装での勤務は、衆院選の開票作業での不祥事を受けて取りやめになっている。

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