大きなオリーブとれたよ 小豆島で児童ら給食用に収穫

 特産のオリーブを食育に活用する香川県小豆島町で4日、町立池田小学校の4年生31人が給食に使われるオリーブを収穫した。町では小豆島が国内最大のオリーブ産地であることを、小中学生に収穫や給食を通して知ってもらい、郷土愛を育む取り組みを実施している。

 児童らは町職員から収穫に適した実の写真標本を参考に収穫の方法を教えてもらい、学校の近くにある町の委託で苗木を育成する「小豆島オリーブの会」の畑1・3アールでマンザニロ種の実を約1時間かけて約60キロ収穫した。

 この日を手始めに11月24日までに計6回、新漬け用に103キロ、オイル用に110キロを収穫する。

 収穫した実は「オリーブ公園」で食材に加工し、学校給食センターで調理して給食で提供される。新漬けは10〜12月に計6回、オイルは来年1〜3月に計3回使われる。町では小中学校で1日に約1070食が提供されている。

 自宅にある3本のオリーブも収穫して食べるという綿谷晃太郎君は「大きくてキズのない実を選び、茎や葉が交じらないように気をつかった」と話していた。

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