「学校給食に外国料理を」奈良・宇陀市議会で「子ども議会」 市長は「町づくりに生かしたい」

小学生たちが竹内幹郎市長(手前)らに質問した子ども議会=宇陀市議会
小学生たちが竹内幹郎市長(手前)らに質問した子ども議会=宇陀市議会

 未来を担う子供たちに行政への理解を深めてもらおうと奈良県宇陀市議会の議場で27日、「子ども議会」が開かれ、市内6小学校の6年生12人が市長や教育長ら市幹部に市の課題などについて質問した。

 議長、副議長も子どもたちが務め、議事を進行。12人は交代で質問席に立ち、「あいさつ条例をつくって宇陀市を気持ちの良い町にしたい」「多くの人に訪れてもらうため発掘調査で見つかった物を展示する資料館をつくっては」「学校給食に外国の料理をもっと取り入れれば、外国への理解が深まると思う」-など、さまざまなテーマで質問。竹内幹郎市長らがこれまでの市の取り組み紹介しながら、丁寧に答えた。

 学校給食について質問した菟田野小6年、峯山琉貴(りゅうき)さん(12)は「自分の言いたいことをしっかり伝えることができてよかった。おもしろかった」、議長を務めた室生小6年、辻直樹さん(11)は「すごく緊張したけど、最後まで務めることができてよかった。いい経験になりました」と話した。

 竹内市長は「みなさんからいただいた提案を、これからの町づくりに生かしたい」と語った。

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