タコの吸盤のごとく稲がしっかり根付くように-「明石半夏生たこまつり」開催、57店舗参加 兵庫・明石

「明石半夏生たこまつり」をPRする同実行委員会のメンバー=兵庫県明石市
「明石半夏生たこまつり」をPRする同実行委員会のメンバー=兵庫県明石市

 半夏生(はんげしょう)に「明石だこ」を食べてもらおうと、兵庫県明石市内で30日から「明石半夏生たこまつり」(同実行委員会主催)が開かれる。7月9日までの期間中、市内の飲食店や陶器店でタコを使った料理や置物などが販売されるほか、関連イベントが開催され、明石のタコを広くPRする。

 半夏生は二十四節気の一つ「夏至」から数えて11日目にあたり、今年は7月2日。ちょうど田植えが終わるころで、「タコの吸盤のように稲がしっかり根付くように」との願いから、関西では半夏生の日にタコを食べる風習が広まったとされる。

 まつりの期間中には、市内の飲食店など57店舗で、タコ型のフルーツケーキパイやタコの刺し身などの食べ物や関連商品が提供される。2日は午前11時と午後1時からJR明石駅前で「明石だこ」の天ぷら計400食がふるまわれるほか、3日には市立小学校全28校と中学校3校などの給食で「明石だこ」を使った料理が出る。

 同実行委の宮内正次委員長は「夏のタコは旬で栄養価も高い。ぜひとれたて新鮮なタコを味わいに、明石へ足を運んでほしい」とアピールしている。

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