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給食牛乳に“違和感”約400人が体調不良

2017年6月7日 6:44
給食牛乳に“違和感”約400人が体調不良

 5日、茨城県の小中学校などで給食の牛乳を飲んだ生徒ら3700人余りが、臭いや味の違和感を訴えた。体調不良になった人は400人近くに上り、県が原因を調べている。

 茨城県によると、異常が報告されたのは水戸市やひたちなか市など8市町の小中学校など61校で、5日、学校給食で出された牛乳を飲んだ生徒ら3712人が、「消毒臭がする」「味が薄い」などの違和感を訴えた。このうち379人が下痢などの体調不良を訴え、うち2人は腹痛などの症状で病院へ行ったが、いずれも軽症だという。出された牛乳は、水戸市の「いばらく乳業」が製造した紙パック牛乳だった。

 いばらく乳業生産部・高安謙部長「お子様、ご家族には謝罪を申し上げたい」「(Q.異常な臭いや味の変化は?)私どもの方では感じ取れなくて」

 指摘を受けた「いばらく乳業」は、生産ラインを止めて水戸保健所と共に製造工程を調査したが、今のところ異常は確認できていないと述べている。県では給食の牛乳を別の業者の製品に差し替え、引き続き原因を調査している。