こども園の不適切給食問題、姫路市が元園児の発育状況調査 7月に結果公表へ

こども園の不適切給食問題、姫路市が元園児の発育状況調査 7月に結果公表へ
こども園の不適切給食問題、姫路市が元園児の発育状況調査 7月に結果公表へ
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 兵庫県姫路市の「わんずまざー保育園」(休園)が定員を超過した園児を受け入れるなどして認定こども園の認定を取り消された問題で、市は1日、園児1人当たりの分量が極端に少ない給食を提供していたことによる発育や健康への影響を調査すると発表した。7月上旬にも結果を公表する。

 市によると、調査対象は同園が認定こども園に移行した平成27年4月以降に通っていた0〜5歳の元園児93人の保護者ら79世帯。調査票を発送し、元園児の身長・体重の推移や発育状況への影響などの質問項目に回答してもらう。

 同園の給食をめぐっては、定員46人分の給食を約70人の園児が分け合っていたり、1、2歳児がスプーン1杯程度のおかずしか与えられていなかったりしたとして問題化。市が4月、認定取り消しに至った経緯を保護者らに説明した際、複数の保護者から調査を求める声が上がっていた。

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