食育指導員 20人養成 食品スーパーのカスミ
食品スーパーのカスミは出店地域の小学生や園児にバランスのとれた食生活などを指導する「食育インストラクター」を20人養成した。店舗や保育園などでの食育活動における講師役を務める。食育に関する知識や技能を兼ね備えた人材を育成し、ニーズの高い食育体験の提供機会を増やしていきたい考えだ。
食育インストラクターは栄養士、管理栄養士のほか、食育に関する知識などを持つ同社独自の「食育士」の資格を持っていることが条件。基本的には店舗で働く青果や総菜などの担当者が対象で、筆記・実技の認定試験や養成講座などを経てインストラクターとして認定する。
同社では従来、同様の資格を持つ本部の食育担当者が店舗に出向いて活動してきた。ただ、食育体験への申し込みが多いうえ、栄養士の人数が限られていることから十分に対応できていなかった面もあったという。
同社は今後も食育インストラクターの人数を増やし、食育体験の場を積極的に提供していく予定だ。
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