朝食

「心身によい」小中学校でパン、バナナ提供 福岡

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フードサポートの取り組みで、調理室に用意されたパンと牛乳、バナナ=福岡市西区の市立西陵中で2017年5月23日午前7時48分、野田武撮影
フードサポートの取り組みで、調理室に用意されたパンと牛乳、バナナ=福岡市西区の市立西陵中で2017年5月23日午前7時48分、野田武撮影

 朝食の良さを体感して--。福岡市内の小中学校で、始業前の時間にパンやバナナなどの朝食を提供する取り組みがじわりと広がっている。朝食を抜きがちな子供の生活習慣改善が狙いで、学力アップとの関連も指摘されており、市内3校が実施している。さらに数校も導入を検討しており、食材の確保などが課題になりそうだ。

 「おはようございます」。23日午前7時50分。福岡市西区の市立西陵中(田中弘校長)の調理室に、続々と生徒が入ってきた。「フードサポート」と銘打って今月から毎週火曜日に実施する無料の朝食支援だ。余剰食材などを企業から譲り受けるフードバンク福岡(同市博多区)が提供したバナナや、グリーンコープ(同市博多区)が寄付したクロワッサン、牛乳なども並ぶ。

 朝の部活動に参加した生徒も含めて全校生徒の3分の1にあたる約110人が「おいしい」と朝食をほおばり笑顔を見せた。バスケットボール部の男子生徒(12)は「面倒くさいから」と家で朝食を食べない日が多いが、朝食支援は常連だ。

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