青森の給食の県産食材利用率、過去最高66.5%

 平成27年度に県内の学校給食で使われた食材のうち、県産食材の利用率が重量ベースで66.5%に上り、調査を始めた18年度以降、最高となったことが県の調べで分かった。ニンジンやジャガイモといった県産野菜を優先的に利用したことや加工品が増えたことなどが要因とみられる。

 調査は給食を導入している県内の小中学校435校を対象に行い、428校から回答を得た。

 県産食材の利用量は6632トンで、食材全体に占める割合は前の年度と比べ0.6ポイント増、金額ベースでも0.7ポイント増の54.1%(23億1400万円)と、いずれも過去最高となった。

 品目別の利用率は、コメなどの主食・牛乳が0.2ポイント増の97.0%と最も高く、次いで果実が2.3ポイント増の53.2%、畜産物が0.7ポイント増の33.9%などとなった。

 果実は県産リンゴのジュースやゼリーの利用が増加した。一方、豆類は低価格の国産大豆の加工品が増えたことで3.2ポイント減の25.2%にとどまった。

 県総合販売戦略課は関係機関と情報共有しながら、今後も県産食材の利用拡大を図ることにしている。

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