News Release
ニュースリリース

2017.03.23

「日本マクドナルドの食育支援活動」が
『平成28年度優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進に
かかる文部科学大臣表彰』を受彰

 日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼 CEO:サラ・エル・カサノバ)は、2005年からの継続した食育支援に関する様々な取り組みが「早寝早起き朝ごはん」運動の推進に貢献した活動として評価され、平成28年度文部科学大臣表彰を受けましたことをお知らせいたします。

■優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰 について

 文部科学省では、子供たちの健やかな成長のためには適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠など基本的な生活習慣が大切であることに鑑み、その定着に向けた取り組みの一層の推進を図ることを目的に、「早寝早起き朝ごはん」運動などの子供の生活習慣づくりに関する活動のうち、その内容が他の活動と比較して顕著に優れ、地域全体への普及効果の高いと認められるものに対して、文部科学大臣表彰を行っています。

■受彰内容について

 マクドナルドでは、未来を担う子供たちの健全な育成を願い、食を扱う企業の責務として、子供たちが楽しく食べる喜びを知り、食に関する正しい知識と習慣を身につけてもらうことを目指して、2005年から食育支援活動に継続的に取り組んでまいりました。
 特に子供たちにとって唯一の機会均等の場である小・中学校の教育現場での食育を重視し、小・中学校のための教材「食育の時間」やサブ教材・デジタルブックの制作、無償提供を行っております。『朝ごはんってなぜ大切なの?〜早ね早おき朝ごはん〜』や『ぼーっとしちゃうのはなぜ?』といった「早寝早起き朝ごはん」の重要性をはじめ、子供たちにとって身近で大切な食にまつわる生活習慣や食生活などをテーマに取り上げ、子供たちがよりよい生活習慣を自ら気づき、考え、学べる教材となっております。教材提供にとどまらず、授業用教具の貸出やモデル指導案の配布など、教職員等の授業づくりをサポートする体制も整備、「食育の時間」を活用した授業は全国で実施され、これまでの受講児童・生徒数は約16万人にのぼります。
 その他にも、「早寝早起き朝ごはん」運動の普及啓発のためのオリジナルのラジオ体操カードの配布や保育園・幼稚園、小学校などでのハロードナルド、職と食を体験するマックアドベンチャーなど様々なシーンで子供たちに食育を伝える活動を実施しております。
(※取り組みの詳しい概要については、下記以降をご覧ください。)

 マクドナルドはこれからも、食を提供する企業として、子供たちが正しい食生活の重要性や食事を楽しむ事の大切さを知り、“食を選択する力”を身に付けられるよう、食を通じて子供たちの笑顔をより豊かにしていくための支援を積極的に行ってまいります。

■マクドナルドの食育支援活動について

<考え方>

 未来を担う子供たちの健全な育成を願い、食を扱う企業の責務として、子供たちが楽しく食べる喜びを知り、食に関する正しい知識と習慣を身につけてもらうことを目指して食育支援活動に取り組んでおります。

<マクドナルドの主な食育支援に関する活動内容>
名称 開始時期 内容
食育の時間
(http://www.chantotaberu.jp/)
2005年7月 小・中学校のための教材「食育の時間」を開発、無償提供を開始しました。「食育の時間」は、子供たちにとって身近で大切なテーマを0〜5時間目の時間割で構成し、食生活に欠かせないポイントを分かりやすく解説したデジタル教材で、全国の小・中学校で活用されています。また、2007年には教材の提供だけでなく、株式会社NHKエデュケーショナルとNPO法人企業教育研究会と協力し、食育授業支援事務局を設置し、モデル指導案の配布や教具の貸し出し、デモ授業など、全国各地で食育授業を行う先生の授業づくりのサポートを開始しました。「食育の時間」サイト(http://www.chantotaberu.jp/)で公開しています。
<実績>
2007〜2016年12月までの授業実施回数:5,573回/受講児童・生徒数:160,061人
サブ教材
食育デジタルブック
2015年12月 15分で読み切れるデジタルブックを2015年に新たに開発し、「食育の時間」サイトで公開しました。全3編あり、子供たちの身近にあるパソコンやタブレット端末で便利に閲覧できるコンテンツとしています。短時間授業や家庭学習で役立ててもらおうとの狙いをもって制作しました。
オリジナル
ラジオ体操
カードの配布
  「早寝早起き朝ごはん運動」の普及啓発にオリジナルのラジオ体操カードを配布しています。毎年子供たちの夏休み時期にあわせた配布を行うことで、ラジオ体操への参加を促しながら、早寝早起きや朝ごはんをきちんと食べるといった生活習慣の大切さを伝えています。
(※限定店舗での実施)
その他の
食育支援活動
  保育園・幼稚園、小学校等でのハロードナルド(※)や、職と食を体験するマックアドベンチャーなどの活動を実施しています。
(※)「食育」や「防犯」など子供たちの日常の生活に必要なルールやマナーを伝えるプログラム。

参考(1):「食育の時間」 概要

■小・中学校のための教材「食育の時間」と授業サポート体制

「食育の時間」は、未来を担う子供たちがバランスの良い食生活を送るための知識を身につけ、“食を選択する力”を養ってもらうことを目的に2005年に制作したデジタル教材です。子供たちにとって身近で大切な6つのテーマを0〜5時間の時間割で構成したコンテンツで、WEBサイト「食育の時間」で公開しています。また教材の提供だけでなく、株式会社NHKエデュケーショナルとNPO法人企業教育研究会と協力し食育授業支援事務局を設置。DVD付モデル指導案の配布や教具の貸し出し、デモ授業など、全国各地で食育授業を行う先生の授業づくりもサポートしています。
<WEBサイト「食育の時間」> http://www.chantotaberu.jp/ (ちゃんと食べる)

■これまでの取り組み及び「食育の時間」授業実施回数 ※2016年12月末時点

2005年
WEBサイト「食育の時間」オープン、全国5校にてテスト授業実施
2006年
食育オープンスクール開催
DVD付食育授業モデル指導案 全国3,000校に無料配布
2007年
[授業実施回数]431回
食育授業支援事務局設置、全国の教職員、栄養士研修会や勉強会での講演活動を実施
DVD付食育授業モデル指導案配付希望受付・配付、授業サポート開始、0時間目テスト授業開始
2008年
[授業実施回数]567回
“0時間目”「朝ごはんってなぜ大切なの?-早ね早おき朝ごはん-」追加
DVD付食育授業モデル指導案リニューアル
2009年
[授業実施回数] 609回
2010年
[授業実施回数] 662回
2011年
[授業実施回数] 651回
2012年
[授業実施回数] 530回
2013年
[授業実施回数] 547回
2014年
[授業実施回数] 536回
2015年
[授業実施回数] 515回
「放課後〜スポーツを全力で楽しもう!-もっと強くなれるヒミツ-」追加
DVD付食育授業モデル指導案リニューアル
食育デジタルブック追加
2016年
[授業実施回数] 525回

<2007年から2016年末までの累計> ※事務局を設置した2007年度より報告を受けた回数、人数

授業実施回数: 5,573回、受講した児童・生徒数:160,061名

■「食育の時間」教材コンテンツとサイト概要

(1)『教材コンテンツ』0〜5時間目、放課後の教材

0時間目 「朝ごはんってなぜ大切なの?」 −早ね早おき朝ごはん−

1時間目 「好きなものだけ食べちゃいけないの?」 −栄養バランスと栄養素−

2時間目 「ハンバーガーは何でできているの?」 −食品群とそのはたらき−

3時間目 「どうしてお腹がへるのかな?」 −基礎代謝ってなに?−

4時間目 「私たちの食べ物は大丈夫?」 −衛生管理と食の安全−

5時間目 「みんなで食べるとおいしいね!」 −正しい食生活−

放課後「スポーツを全力で楽しもう!」 −もっと強くなれるヒミツ−※2015年6月追加
食育デジタルブック3編 ※2015年12月追加

(2) 『授業報告』 実際の食育授業の模様や、先生や生徒の感想、反応等レポート公開

(3) 『研修活動』 各団体の研修や勉強会の様子、参加者の反応、担当者感想等公開

■「食育の時間」DVD付モデル指導案

「食育の時間」0〜5時間目のコンテンツごとに、実践授業を踏まえて作成した45分授業のモデル指導案(ながれ)、指導のポイント、貸出教具やワークシートなどの授業サポートツール、授業以外での活用例などをまとめて掲載しています。実践授業の様子(動画)を収録したDVDが付いており、教材コンテンツ、ワークシートや資料など、授業に必要な一式もまとめられているので、付属DVDを用いればインターネット環境がなくても授業実施が可能です。

  • ※DVD付モデル指導案は、学校の授業でご活用いただくことを目的として、教育関係の方々へ無料配布しております。
    配布及びお問い合わせは、食育授業支援事務局にて承っております。

■食育授業支援事務局

「食育の時間」を活用した授業用教具の無料貸出や、授業の内容に関するご相談の他、授業実践のデモンストレーション、DVD付モデル指導案の配布等も受け付けています。

【問合せ先】 食育授業支援事務局 (NPO法人企業教育研究会内)

TEL
043-308-7229 ※受付時間 10:00〜18:00(土日祝日をのぞく)
FAX
020-4663-5605

参考(2):「食育の時間」サブ教材 食育デジタルブック 概要

 食育授業の必要性は実感しながらも「なかなか45分を割けないことが多い」という先生方の声を受け、子供たち自らが、健全な食生活をおくる大切さに気づき、楽しみながら正しい知識が持てるようにと開発しました。ICT(情報通信技術)を活用した主体的な学習が求められる中、授業以外の学校や家庭での様々な場面で、子供たちが日常的に「食」に対して自ら学び、考えていく機会を創出し、学校での授業実践と家庭をつなぐ架け橋となることを期待しています。

小学校中学年・高学年には、学校での読書の時間や朝学習、給食の時間などで、自ら学び、考える(アクティブ・ラーニング)姿勢を育成する一助として活用いただくほか、家庭でも親子で食育に取り組むきっかけづくりに活用いただけます。低学年以下では、学校や家庭で食事の大切さについて話し合いながら“読み聞かせ”といった活用もお勧めです。

■食育デジタルブック3編の内容

 「生活習慣、食の安全(衛生)、日本人として知っておいてほしい食事マナー」といった3つのテーマに絞りました。各話15分程度で読み切れ、子供たち自らその大切さに気づき、楽しみながら正しい知識を身に付けられる内容となっています。子供たちの身近にあるパソコンやタブレット端末で便利に閲覧できるコンテンツです。

  • (1) 『ぼーっとしちゃうのはなぜ?』
    朝ごはんの大切さについて考えてもらう物語。小学生のつとむ君は、夜遅くまでゲームに夢中で朝なかなか起きられません。クイズに答えながら脳の働きについても学習できます。
    関連教材:「食育の時間0時間目〜朝ごはんってなぜ大切なの?」
    監修:古谷成司
    (千葉県富里市教育委員会学校教育課主幹・NPO法人企業教育研究会理事)
  • (2) 『腹痛探偵「お腹痛い」の原因を探れ!』
    調理や食事をする前に、きちんと手を洗うことの大切さについて気付かせる物語。どうしてパーティに出たおにぎりが原因でお腹が痛くなる事件が発生したのか?腹痛探偵の活躍をユーモアたっぷりに描きます。菌の働きや衛生についてのクイズもあります。
    関連教材:「食育の時間4時間目〜私たちの食べものは大丈夫?」
    監修:古谷成司
    (千葉県富里市教育委員会学校教育課主幹・NPO法人企業教育研究会理事)
  • (3) 『ごはんでござる マナーでござる 〜お茶わんの巻〜』
    学校での指導や家庭でのしつけが難しいという食事マナーについて、子供たちが自然に身につけることができるように作られた物語。なぜお茶わんは、手に持って食事しなければならないのか?江戸時代にタイムスリップして、その謎に迫ります。
    監修:柳原一成
    (近茶流宗家・料理教室主宰)

■閲覧方法

http://www.chantotaberu.jp/
パソコンまたはタブレット端末(Android、iPad)の横画面表示にてご覧ください。

【推奨環境】

[パソコン]
Windows:Microsoft Internet Explorer 9以降
Macintosh:Safari 5.0以降
[タブレット端末]
Android:OS4.0以降(標準ブラウザ Google Chrome)
iPad:iOS6以降(標準ブラウザ Safari)

参考(3):オリジナルラジオ体操カード 概要

「早寝早起き朝ごはん運動」の普及啓発にオリジナルのラジオ体操カードを配布しています。
ラジオ体操カードの配布枚数はこれまでに約300万枚にのぼり、毎年子供たちの夏休み時期にあわせた配布を行っています。(※限定店舗での実施)

参考(4):ハロードナルド 概要

マクドナルドでは「食育」や「防犯」など子供たちの日常の生活に必要なルールやマナーをマクドナルドの公式キャラクタードナルド・マクドナルドが伝えるプログラム「ハロードナルド」を実施しております。子供たちに楽しく、わかりやすく食事の大切さを知ってもらいたいとの思いから、幼稚園・保育園向け、小学校向けと年齢にあった「食育」プログラムを用意しています。

参考(5):マックアドベンチャー 概要

マックアドベンチャー」は、実際のマクドナルド店舗のキッチンやカウンター内に入って、手洗いのやり方や「ハンバーガー」や「チーズバーガー」の作り方などマクドナルドのお仕事体験ができるお子様向けの職業体験プログラムです。「マクドナルドの衛生管理を知ることができた」や「おままごとではない本当のお仕事体験ができて有意義な時間を過ごせた」など、職と食を体験できると大変ご好評をいただいております。