産経抄

国連が発表した世界各国「幸福度」ランキング、日本は…… 3月23日

 「黒糖パン、桜エビのかきあげ、みそ汁、牛乳」「コッペパン、肉じゃが、みたらしだんご、牛乳」「みそラーメン、やきいも、みかんゼリー、牛乳」…。管理栄養士の幕内秀夫さんは、全国の学校給食から集めたひどい献立を『変な給食』(ブックマン社)という本にまとめている。

 ▼もっとも、これほど「変な給食」は聞いたことがない。兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」では、0、1歳児の給食のおかずが、わずかスプーン1杯分だった。園の定員は40人余り、その人数分で発注した給食を、約70人の園児に分配していた。

 ▼魚のフライを切り分けると尻尾しかもらえない子もいた。「食べ残しがあり、もったいないと思っていた」。園長の釈明には、保護者から怒りの声が上がった。

 ▼幕内さんによれば、食事に楽しみを求める大人と違って、子供は生きるために食べている。その日の体調によって量が変わり、食べ残しが出るのは当然である。園では、他にも保育士の人数の水増し報告や暖房の不使用など、不正が次々に発覚している。事故が起こらなかったことが、せめてもの救いだった。

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