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2017年(平成29年) 2月17日(金)付紙面より

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イタリア食科学大 鶴岡の食文化 体験的に学ぶ

 鶴岡市と戦略的連携に関する協定を結ぶイタリア食科学大(イタリア・ブラ市)の学生たちが、鶴岡の食文化を学ぶ「鶴岡フィールドスタディツアー」のため来鶴し、酒蔵訪問や笹巻き作り体験などで国内唯一のユネスコ食文化創造都市である鶴岡について体験的に学んでいる。

 市と同大は、ユネスコ認定やミラノ国際博覧会出展の成果を活用し、昨年12月に3カ年の戦略的連携協定を締結。同大が年5回行っているスタディツアーの一つを鶴岡で実施することにし、今回は締結後初めての訪問。同大2年生で世界5カ国出身の20―25歳の学生14人と担当教諭が来日し、15日に鶴岡に入った。

 初日は大山地区を訪れ、漬物「本長」と酒造会社「渡會本店」を訪問。このうち本長では、本間光廣会長が漬物の歴史や漬物の種類などについて説明。浅漬けの青菜、酢漬けの温海かぶやらっきょう、ナスのみそ漬けとかす漬け、からし漬けが試食で振る舞われ、学生たちが興味深そうに味見。発酵させたからし漬けなども味わい、「漬け方は野菜の種類で違うのか」などと積極的に質問していた。

 イタリア人のオッタヴィア・コルトーナさん(20)は「和食のうま味は普遍的な味で、漬物も海外で人気が出ると思う。日本や鶴岡の食文化が生活の中でどのように使われているかに興味がある」と話していた。

 一行はホームステイや農家民宿などに宿泊しながら22日まで滞在し、里山地域で灰汁文化やそば打ち体験、寒ダラ汁作り、魚の競り見学、出羽三山神社参拝、学校給食視察など鶴岡の食文化に理解を深める。20日には公開講座として食科学大のガブリエラ・モリーニ准教授がパネリストで参加するシンポジウムも行われる。

かす漬けや温海かぶの酢漬けなど“ジャパニーズ・ピクルス”を味見するイタリア食科学大の学生たち=15日、鶴岡市大山の本長
かす漬けや温海かぶの酢漬けなど“ジャパニーズ・ピクルス”を味見するイタリア食科学大の学生たち=15日、鶴岡市大山の本長



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